商社向け便利機能~販売/顧客管理編

商社に特化したERPNext.JPの便利機能を解説。多拠点倉庫、VIP顧客単価、外貨取引、与信管理を標準機能+日本仕様でサポートします。

10分

商社に強いERPNext.JPの便利機能

商社に強いERPNext.JPの便利機能

はじめに

商社のシステム選定でよく課題になるのが、在庫の多拠点管理・顧客ごとの単価設定・外貨建て取引・与信管理 といった複雑な業務要件です。
一般的な会計ソフトや販売管理システムではカバーしきれず、結果として Excelや担当者依存の管理 に頼らざるを得ないケースが後を絶ちません。

そこで、お勧めしたいのが、 ERPNext.JP です。

海外で3万社以上に導入されているERPNextをベースに、
日本商社の商習慣 に合わせてカスタマイズされています。

複雑な商社業務を

標準機能+日本仕様でカバーでき、スピーディーな導入、効率的な運用ができるのが大きな特徴です。

(月5万円~ご利用頂けます。)


ERPNext.JPの目玉機能

ERPNext.JPが特に強みを発揮するのは、
「多拠点倉庫 × VIP顧客単価 × 外貨取引 × 与信管理」 の4大要素です。

このうち本記事では、販売・顧客管理に直結する以下の機能にフォーカスします。

  • 💡 価格設定ルール(Pricing Rule)
  • 👥 得意先・与信管理(CRM/SRM)
  • 💳 与信管理と販売支援レポート

💴 価格設定ルール 機能(Pricing Rule)

商社にとって「誰に・どの条件で・いくらで売るか」を柔軟に制御できるかどうかは、利益を守る生命線です。
ERPNext.JPの 価格設定ルール機能 は、そのニーズに対応できる強力な仕組みです。

できること

価格設定ルールを使えば、次のような条件を自由に組み合わせて価格や割引を自動適用できます。

ルール説明
適用先品目・品目グループ・ブランド
相手先条件顧客、顧客グループ、地域、サプライヤー、サプライヤータイプ など
👉 VIP顧客や大口顧客への特別価格の設定もお手の物。
新規顧客もグループに属させるだけで適用されます。
期間指定特殊ルールの開始日・終了日による期間指定
(事前に設定しておけば、もう忘れることはありません。)
数量条件数量や金額に応じた段階的な価格設定
クーポン/キャンペーンクーポンコード等の管理と価格設定ルールを連動させられます。
優先度制御複数のルールが重なる場合は優先度で自動判定
上書き or 割引価格表のレートを上書き、または割引率として適用

👉 これにより「VIP顧客には特別価格」「仕入先Aから買った場合だけ割引」「キャンペーン期間中は自動で10%値引き」といった商社特有の複雑な価格条件を、システムが自動処理します。


面倒なメンテ不要!AI × Pythonコードで動的管理

とはいえ、こういったルール運用は、「顧客×数量×地域×期間…」と条件が複雑になりがちです。
従来なら価格表やマスタを延々とメンテナンスする必要がありましたが、ERPNext.JPでは違います

動的条件(Python式)

👉 動的条件(Python式) を使えば、Pythonコードで条件を管理できます。

動的条件(Python式)

これは、一見、専門的な様ですが、最近のAIとの相性は最強です!

AIに指示するだけで コードを提案してくれる ので、 ルールを記載したPythonコードと、やりたいことをAIに渡せば、整合性などを加味したコードを返してくれます。

👉 つまり、複雑な価格戦略も AI × Pythonコード で管理でき、面倒な価格表更新から解放されます。
現場は「戦略を考えること」に集中でき、入力作業は最小限で済みます。


👥 顧客管理(CRM)と与信管理

顧客管理(CRM)と与信管理

商社ビジネスでは「誰に・どの条件で販売するか」を正しく管理することが利益を守るカギ。
ERPNext.JPのCRM機能は、単なる顧客台帳を超えて、価格条件・取引履歴・与信リスク を一元的に管理できます。

さらに、過去の回収履歴や滞留債権も参照できるため、「売上拡大を目指す営業」と「リスクを避けたい経理」 の両立を実現します。

得意先別の信用限度額・与信管理

取引先ごとに信用限度額を設定し、上限を超える受注には自動アラートを表示。
顧客担当者が無意識に与信枠を超えて受注を登録してしまうことを防ぎ、経理部門と営業部門が同じ基準でリスクを管理できます。

顧客情報の一元化と販売条件管理

  • 顧客ごとの掛率・特別単価を自動で適用
  • 顧客グループ(VIP顧客、大口顧客、一般顧客など)による条件一括管理
  • 商談・見積・受注を顧客単位で時系列に追跡可能

👉 これにより、Excelや口頭に頼っていた「誰がどの条件で取引しているか」がシステム上で明確になり、属人化を防ぎます。


📜 販売支援レポート

ERPNext.JPは「入力したら終わり」ではなく、データを次の営業アクションにつなげる仕組みを標準で備えています。
営業担当者やマネージャーが日々活用できるレポート機能を使えば、売上拡大と調達改善の両輪を回せます。

販売履歴からのリピート提案レポート

過去の販売履歴をもとに、「そろそろ補充が必要な商品」や「前回購入から◯日経過した商品」を自動抽出。
営業担当者は、定期的なフォローリストをシステムから得られるため、提案タイミングを逃さず、自然なリピート提案が可能になります。

  • 例:「前回100個購入したA社、平均購入周期90日 → 今週がリピート提案のベストタイミング」
  • 例:「売上上位10社で、過去3か月買っていない商品を一覧化」

👉 属人的な「勘と経験」に頼らず、システムが自動で提案リストを作ってくれるので、営業は「考えるより動ける」環境になります。


まとめ

ERPNext.JPは、

商社に求められる
「多拠点倉庫 × VIP顧客単価 × 外貨取引 × 与信管理」 を標準機能でカバーし、複雑な業務を効率化します。

さらに、OSSの柔軟性を活かしつつ、日本の商習慣(全銀CSVによる入金消込・消費税10%/軽減8%対応・インボイス制度対応請求書) に最適化。
これにより、中小規模の商社でも導入しやすい価格帯で、現場が本当に使えるERPを実現します。

ERPNext.JPが提供するのは、単なる販売管理や会計ソフトではありません。
「在庫・受発注・顧客・会計・分析」を一元化する、商社のための統合ERPプラットフォーム です。


👉 まずは 無料トライアル で実際に操作し、
自社の商社業務にどの程度フィットするかをぜひご体験ください。

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