ロールと権限の管理

ERPNextのロール権限マネージャーを使って、各ロールのアクセス権限を詳細に設定する手順を解説します

7分
最終更新: 2026年3月5日
上級
ロール権限Permissionアクセス制御

権限管理の仕組み

ERPNextの権限は 3つのレイヤー で制御されます:

  1. ロール権限 — ロールごとにどのDocType(帳票)を読み書きできるか
  2. ユーザー権限 — 特定のユーザーに対して、見られるデータの範囲を制限
  3. ロールプロファイル — ロールの組み合わせをテンプレート化

画面URL: /app/permission-manager

ロール権限マネージャー画面


ロール権限マネージャー

ステップ 1: 権限マネージャーを開く

検索バーに ロール権限マネージャー と入力します。

ステップ 2: DocTypeを選択

権限を設定したい帳票(DocType)を選択します。

ステップ 3: 権限を確認・編集

各ロールに対して、以下の権限が設定できます:

権限説明
読み取り帳票の閲覧
書き込み帳票の編集
作成新規作成
削除削除
提出帳票の提出(確定)
取消提出済み帳票の取り消し
修正提出済み帳票の修正
印刷PDF印刷
エクスポートCSVエクスポート
レポートレポートの閲覧

ステップ 4: レベルの設定

  • レベル 0: フォーム全体の権限
  • レベル 1以上: 特定のセクション(子テーブル等)の権限

ユーザー権限

特定のユーザーが見られるデータ範囲を制限します。

例: 特定の会社のデータのみ閲覧させたい場合

  1. 検索バーに ユーザー権限 と入力
  2. 「+ 追加」 をクリック
  3. 以下を設定:
項目名
ユーザー対象のユーザー
許可(DocType)会社
許可値まるふじ食品

設定すると、このユーザーは「まるふじ食品」に関連するデータのみ閲覧可能になります。


よくある質問

Q: 新しいロールを作成できますか?

はい。検索バーに ロール と入力 → 「+ 追加」 で新規ロールを作成できます。

Q: 特定のフィールドを非表示にしたい場合は?

「カスタマイズフォーム」 で対象フィールドの「権限レベル」を変更し、ロール権限マネージャーでその レベルの閲覧権限を制御します。

Q: ロール権限とユーザー権限の違いは何ですか?

ロール権限は「どのDocTypeを読み書き・作成・削除できるか」という操作の種類を制御します。ユーザー権限は、操作できるDocTypeのうち「どのデータ(特定の会社や倉庫など)まで見えるか」というデータ範囲を制限します。両者は併用され、両方を満たした範囲だけが操作可能になります。

Q: System Manager ロールの権限を変更しても反映されないのですが?

System Manager は管理用の特権ロールで、ロール権限マネージャー上の設定にかかわらず多くの操作が許可されます。一般ユーザーの権限を細かく制御したい場合は、System Manager を付与せず、業務ロール(Sales User など)を組み合わせて運用してください。

Q: 権限を変更したのに、対象ユーザーの画面に反映されません

権限はキャッシュされるため、変更が即時に反映されないことがあります。対象ユーザーに一度ログアウト・再ログインしてもらうと反映されます。それでも反映されない場合は、ロール権限マネージャーの設定対象DocTypeとレベル(レベル0か子テーブルのレベルか)を再確認してください。


次のステップ

権限管理を理解したら、メール設定に進みましょう。

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