材料受入

原材料・資材の受入操作。発注品目のバーコード受入、ロット発番、容器作成、仕入先ロット管理の手順を解説します。

6分
最終更新: 2026年4月21日
初級
材料受入入荷原材料

関連記事 発注元の操作は 発注ワークベンチ / 発注書作成エディタ。 受入後の請求処理は 仕入請求書。 原材料以外(備品・外注の最終納品など)の受入は 入荷記録 を使います。

この画面でできること

発注した原材料・資材が倉庫に届いたときに、実際に受け入れた数量を記録し、在庫に計上する画面です。

発注書と照らし合わせながら、受入数量の記録・ロット番号の発番・バーコードラベルの印刷までを一つの画面で行えます。

画面URL: /app/material-receipt-entry

材料受入画面


画面の全体像

画面は、大きく 3 つの要素で構成されます。

  1. 発注書の選択:対象の発注書を選ぶ(バーコードスキャンも可)
  2. 品目一覧:その発注書に含まれる未受入の品目を表示
  3. 受入フォーム:品目を選ぶと、数量・棚位置などを入力するフォームが表示

バーコードスキャン受入画面


受入の 4 つのモード

品目の設定に応じて、受入の処理内容が自動で切り替わります。ユーザーが意識して切り替える必要はありません。

モード該当する品目処理内容
簡易モード在庫管理しない品目数量の記録のみ(在庫計上なし)
通常モード在庫管理する品目(ロット管理なし)入荷記録を作成
容器モードロット管理対象の品目入荷記録 + 受入容器を作成
分割モード物理的に複数容器に分ける品目複数容器に分けて受入

操作手順

Step 1: 発注書と品目を選ぶ

  1. /app/material-receipt-entry を開く
  2. 対象の発注書を選択(またはバーコードでスキャン)
  3. 発注書に含まれる未受入の品目が一覧表示される

品目一覧に表示される項目:

項目内容
品目コード発注品目のコード
品目名品目名
未受入数量発注数量 − 受入済み数量
単位品目の基本単位

Step 2: 受入情報を入力

品目を選ぶと、受入フォームが表示されます。

入力項目内容必須
受入数量実際に受け入れる数量
受入場所/設備受入を行う場所や設備-
棚位置保管先の棚番(3 階層:列 → 段 → 位置)-
ロット番号手動で指定する場合に入力-
仕入先ロット番号仕入先側の出荷ロット番号-
メモ受入時の備考-

Step 3: 受入を確定する

「受入確定」ボタンを押すと、以下の処理が自動で行われます。

  1. 入荷記録の作成:入荷記録が自動で作成・確定される
  2. ロット番号の発番:ロット管理対象の品目は、R{YYMMDD}-{連番} の形式で自動採番(例:R260421-01
  3. 受入容器の作成:容器管理対象の品目は、受入容器が「利用可能」状態で作成される
  4. 仕入先ロットの記録:仕入先ロット番号を入力した場合、仕入先ロット情報として保存
  5. ラベル印刷用 URL の発行:受入容器のバーコードラベル印刷 URL が表示される

Step 4: ラベルを印刷

受入確定後に表示される URL から、バーコード付きラベルを印刷できます。

ラベルに含まれる情報:

  • ロット番号(バーコード/Code39 形式)
  • 品目名
  • 受入数量
  • 受入日
  • 仕入先名

バーコードスキャンでの受入

/app/receipt-scan-entry では、バーコードリーダーを使って効率よく受入ができます。

  1. 発注書のバーコードをスキャン → 該当の発注品目が自動取得
  2. 納品書のバーコードをスキャン → 数量が自動取得
  3. 受入数量を確認 →「確定」

受入場所と棚位置の選び方

受入場所(設備)

受入場所は 2 つのグループに分類されます。

グループ内容
受入用倉庫作成時に自動生成された受入専用の場所
設備製造ラインなど、その他の設備

棚位置

倉庫の棚位置は、3 階層構造で管理されます。

列
  └─ 段
       └─ 位置

例:A-1-3 = A列 1段 3番

受入と原価計算の関係

材料受入時に作成される入荷記録は、月次原価計算の出発点となります。

影響する要素内容
直接材料費受入時の単価が、材料費の計算に使われます
受入容器容器管理されている原料は、容器単位で使用状況が追跡されます
ロット番号受入したロットは、先入先出(古いロットから順に消費)で原価計算されます

活用のヒント

  • 分割受入ができる:発注数量より少ない数量でも受入可能。残りは次回以降の受入で処理できます
  • 仕入先ロットの記録:仕入先の出荷ロット番号を残しておくと、万が一の品質問題のときに追跡ができます
  • 棚位置の記録:棚位置を入力しておくと、棚卸時にエリア別に数えやすくなります
  • ロット番号は自動採番:通常はシステムが R{YYMMDD}-{連番} の形式で自動採番します(手動指定も可能)

次のステップ

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