購入依頼(原材料)

製造で使う原材料の購入依頼を、カート形式でまとめて起票する画面(サイドバー名: 購入依頼(原材料))の操作方法。MRP不足リストや製造指図と連動して不足品目を一括でカートに投入できます。

8分
最終更新: 2026年4月21日
初級
購入依頼原材料カートPRMRP

関連記事 本画面は 製造原材料 の購入依頼を起票するためのものです。工具・備品・外注などの購買依頼は 購入依頼ハブ(一般) を使ってください。 起票後の承認は 承認ハブ、発注は 発注ワークベンチ発注書作成エディタ に流れます。 購買業務の全体像は 購買業務フロー を参照。

概要

購入依頼カートは、製造で使う 原材料の不足を、ネットショッピングのカートのようにまとめて購入依頼として起票 するための画面です。MRP(資材所要量計画)や製造指図から検出された不足情報を、品目ごとに数量を確認しながらカートに入れ、一括で購入依頼(Material Request)に変換できます。

画面URL: /app/pr-cart

なぜカート形式?

原材料の不足は、MRPで週次〜日次に多数発生します。1品目ずつ購入依頼フォームを開いて起票していたら時間がかかるため、複数品目をまとめて扱えるカート形式 にすることで、起票作業を大幅に効率化しています。

この画面でできること

やること概要
カートに品目を追加MRP不足・製造指図・手動追加など複数の方法で品目投入
数量・仕入先の編集カート内で品目ごとに数量や仕入先を調整
重複の統合同じ品目が複数行ある場合に 1 行にまとめて数量合算
MRP由来情報の確認カート内の品目がどのMRP不足から来たか辿れる
購入依頼への変換「確定」 ボタンで Material Request を一括生成
承認待ち状況の確認起票済みの購入依頼の承認状況を同画面で追跡

画面構成

2つのタブ

画面上部に 2 つのタブがあります。

タブ内容
カート現在カートに入っている未起票の品目
承認待ち起票済みで承認ワークフローを通過中の購入依頼一覧

サマリ帯(カートタブ)

カート上部に集計バーが表示されます。

項目意味
品目数カート内の品目点数
合計数量全品目の数量合計
納入先数カート内で指定されている納品先倉庫の種類数
納入先未設定納品先未指定の品目件数
仕入先未設定仕入先未指定の品目件数(黄色警告)
最短希望日カート内で最も早い希望日

アクションボタン(右上)

ボタン動作
+品目追加手動で空の 1 行を追加
手動追加品目マスタから複数選択で追加
確定カートの内容を Material Request として起票(一括)

主な操作

1. MRP不足からカートに追加する(推奨)

MRP不足リストや製造指図から、不足している原材料をカートに追加します。

操作手順:

  1. MRP不足リスト または 製造指図画面で対象品目を選択
  2. 「カートに追加」 ボタンをクリック
  3. 数量・倉庫・希望日を確認
  4. 本画面(/app/pr-cart)を開くと、追加した品目がカートに表示される

カートは一時的なメモリではなくサーバーに保存されるため、ブラウザを閉じても中身は保持されます。

2. カート内容を確認・編集する

カートタブ(空の状態)

カート内の品目は編集できます。

操作説明
数量変更行内の数量セルを直接編集
仕入先指定仕入先未設定の品目に仕入先を設定
納品先倉庫倉庫未設定の品目に倉庫を設定
希望日変更品目ごとの入荷希望日を調整
備考入力自由記入
行削除カートから除外(MRP不足は残る)

3. 重複の統合

同じ品目コードの行が複数カートにある場合、1 行にまとめて数量を合算できます。

手順:

  1. 統合したい品目の行を選択(チェック)
  2. 画面上のアクションから 「統合」 を実行
  3. 数量が合算され、1 行にまとまる

統合後の行は MRP由来情報を全て保持 するため、あとから「この品目はどの不足から来たか」を追跡できます。

4. MRP由来情報の確認

カート内の品目は、どの不足情報(受注・内示・製造指図 等)から来たかが記録されています。

  • 品目行を展開すると、由来元の MRP 不足レコードへのリンクが表示される
  • 複数の不足情報から統合された品目は、複数の由来元がすべて保持される

これにより、なぜこの品目を発注するのか を後から追跡できます。

5. 購入依頼(Material Request)として確定する

カートの内容を最終確認したら、購入依頼として起票します。

手順:

  1. カート上部のサマリ帯で 仕入先未設定 / 納入先未設定 が 0 件になっていることを確認
  2. 右上の 「確定」 をクリック
  3. カートの内容が分割ルールに従って Material Request として一括生成される
  4. 承認ワークフローが設定されている場合は、承認者に自動通知

確定後、承認待ち タブで起票した依頼の承認状況を追跡できます。

6. 承認待ちの追跡

承認待ち タブでは、自分が起票した(または会社全体の)購入依頼の承認状況を確認できます。

承認待ちタブ

内容
PR番号購入依頼の管理番号(MAT-MR-YYYY-XXXXX)
申請者起票者
品目数PR内の明細件数
合計数量明細合計数量
概算金額単価入力済みの合計
申請日起票日
品目品目一覧(一部抜粋)
操作承認 / 差戻し ボタン(承認権限がある場合)

承認者は、このタブから直接 承認 / 差戻し ができます。承認作業を本格的に行いたい場合は 承認ハブ の方が効率的です。


備品・外注との使い分け

画面上部に注意書きがあります:

工具・備品・外注などの購買依頼は 購入依頼(一般) をご利用ください

対象使う画面
製造用原材料(MRP連動)本画面(pr-cart)
工具・備品・外注・消耗品購入依頼ハブ(一般)

両者は Material Request という同じ DocType に保存されますが、UI が使いやすさを分けているので、業務に合わせて選んでください。


カート由来ステータス

カート内の品目は次のステータスで表示されます。

ステータス意味
未設定仕入先・倉庫・希望日などが未入力
OKすべての必須項目が入力済み
エラー起票時の検証エラー(例: 重複、無効な品目)

確定ボタンを押す前に、すべて OK にしておくのが理想です。


Tips

  • カートの内容は消えない: サーバーに保存されるため、ブラウザを閉じても翌日開いても内容はそのまま
  • 一括操作が便利: 複数の品目を選択してまとめて仕入先変更・削除・統合ができます
  • MRP由来の連携: 発注ワークベンチ の「不足原因」表示は、カートに由来情報を持たせているからこそ可能
  • 仕入先自動推薦: 仕入先未設定の品目は、過去の購入実績から最安値の仕入先を自動候補表示
  • ミスしても安心: 確定前であればカート内で自由に編集・削除できます。確定後でも承認前なら差戻しで修正可能

次のステップ

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