在庫需給状況照会
1つの品番を起点に、受注残(需要)と完成品・仕掛品・原材料の在庫(供給)を工程段階ごとに並べて照会する画面です。過不足・材料充足数・ボトルネックを一目で把握できます。

関連記事 受注・出荷・生産計画まで含めた総合照会は 型番照会、現品の流れの追跡は トレーサビリティ を参照してください。 「今日何を作るか」のナビは 生産提案ダッシュボード を参照してください。
この画面でできること
在庫需給状況照会は、1 つの品番について、受注残(需要)と工程段階ごとの在庫(供給)を縦に並べて照会する画面です。「この品番は注文に対して足りているか」「どの段階で詰まっているか」をまとめて把握できます。
- 品目グループ・品目コード・品名で品番を検索します
- 上部のサマリ(HUD)に受注残・完成品在庫・過不足・仕掛品合計・材料充足数・ボトルネックを表示します
- 下に受注残 → 完成品 → 仕掛品 → 原材料の 4 セクションを並べて表示します
- 中間品の場合は、その品番が**どの製品に使われているか(使用先製品)**を表示します
需要(受注残)と供給(在庫)を 1 画面で突き合わせ、不足と余剰を見極めるための画面です。
画面URL: /app/item-inventory-explorer

誰が何のために使うか
| 担当 | 主な使い方 |
|---|---|
| 生産管理 | 受注残に対する在庫の過不足と、材料で何個作れるかを確認する |
| 資材担当 | ボトルネックになっている原材料を特定し、手配を判断する |
| 営業 | 完成品在庫と受注残から、出荷可能数の見当をつける |
画面の全体像
画面は上部の検索バー+サマリ(HUD)と、その下の4 セクションで構成されます。
| エリア | 役割 |
|---|---|
| 検索バー | 品目グループ・品目コード・品名で検索、種別チップで絞り込み |
| サマリHUD | 受注残・完成品在庫・過不足・仕掛品合計・材料充足数・ボトルネック |
| 受注残 | この品番への注文の残数(需要) |
| 完成品 | 完成品の在庫(供給) |
| 仕掛品(WIP) | 製造途中の在庫 |
| 原材料 | 構成材料の在庫と充足状況 |
右側の目次から各セクションへジャンプできます。サマリのカードをクリックしても該当セクションへ移動します。
サマリ(HUD)の見方
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 受注残 | この品番への注文のうち未出荷の残数(需要) |
| 完成品在庫 | 出荷可能な完成品の在庫数 |
| 過不足 | 受注残に対する在庫の過不足(マイナスは不足) |
| 仕掛品合計 | 製造途中(WIP)の数量合計 |
| 材料充足数 | 今の原材料で作れる完成品の数 |
| ボトルネック | 最も不足している原材料(作れる数を制約している材料) |
中間品(他製品の材料になる品番)の場合は、受注残の代わりに「受注残(使用先)」が表示され、使用先製品ごとの受注残・在庫・不足がバッジで並びます。
各セクションの主な列
受注残:受注No・顧客・受注日・納期・受注数・出荷済・残数・出荷率
完成品:ロットNo・倉庫・製造日・有効期限・数量
仕掛品(WIP):製造指図No・ステータス・計画数・完了数
原材料:品目コード・品目名・在庫数・BOM必要量・充足数・引当数・有効在庫・有効充足数
基本的な操作
1. 品番を検索する
- (任意)うろ覚えのときは「品目グループ」を選んで候補を絞ります
- 「品目コード・品名」欄に入力し、サジェストから選んで Enter で検索します
- サマリと 4 セクションが表示されます
種別チップ(原材料/仕掛品/完成品)で、検索候補を品目種別で絞り込めます。
2. 需給バランスを読む
まずサマリで全体感をつかみます。
- 過不足がマイナスなら、受注残に対して完成品在庫が足りていない状態です
- 材料充足数が受注残に届いていれば、材料を投入すれば作って充当できます
- ボトルネックに出ている材料が、生産可能数を縛っている材料です
3. セクションを掘り下げる
- 受注残:どの受注がいつ納期で、どれだけ残っているか(残数・出荷率)を確認します
- 完成品:どのロットがどの倉庫に、いつまで有効かを確認します
- 仕掛品:どの製造指図が進行中で、あと何個完成予定かを確認します
- 原材料:在庫数・BOM必要量・不足・有効充足数から、手配が必要な材料を特定します
4. 使用先製品をたどる(中間品)
中間品を検索した場合、上部に「使用先製品」のバッジが並びます。クリックすると、その親製品の在庫需給照会へ移動し、上流から下流へつながりをたどれます。
5. 最新化する
「再読み込み」で最新データを取り直せます。「60秒ごと自動更新」を有効にすると、表示中の品番を定期的に更新します。キーボードの / で検索にフォーカス、r で再読み込みができます。
活用のヒント
- 「過不足」と「材料充足数」をセットで見る:在庫は足りなくても材料が足りていれば作って充当できます。手配が要るのか、製造を回せばよいのかを切り分けられます
- ボトルネック材料を最優先で手配:生産可能数を縛っているのはボトルネック材料です。ここを解消すると充足数が一気に伸びます
- 中間品は使用先からさかのぼる:完成品の不足を起点に、使用先製品バッジをたどって中間品・材料へ降りていくと、詰まりの根本にたどり着けます
よくある質問
Q: 「過不足」がプラスでも安心できますか?
完成品在庫が受注残を上回っていればプラス表示になります。ただし納期のタイミングによっては個別の受注で間に合わないこともあるため、受注残セクションの納期も合わせて確認してください。
Q: 材料充足数が受注残より少ないときは?
今ある原材料では受注残を満たせない状態です。ボトルネックに出ている材料を手配するか、原材料セクションで不足材料を特定して補充してください。
Q: 型番照会との違いは何ですか?
在庫需給状況照会は「需要(受注残)と工程段階ごとの在庫(供給)の突き合わせ」に特化した照会です。受注・出荷・生産計画まで含めて総合的に見たいときは 型番照会 を使ってください。
次のステップ
- 受注・出荷・計画まで含めて総合的に見る → 型番照会
- 「今日何を作るか」のナビを見る → 生産提案ダッシュボード
- 現品の流れを追跡する → トレーサビリティ