在庫調整

現場で発生する在庫のズレを、4 種類の操作(在庫の新規作成・ロット変更・在庫数の変更・廃棄)でその場で補正する画面です。容器・ロット単位で在庫を直接調整し、在庫伝票を自動作成します。

7分
最終更新: 2026年6月2日
初級
在庫調整容器ロット廃棄棚卸差異

関連記事 多数の差異をまとめて扱う定期棚卸は 棚卸(管理・モバイル実査) を使います。本画面は個別の在庫補正に向いています。 容器・ロットの考え方は ロット管理と容器管理 を参照してください。 調整後の在庫は 在庫需給状況照会 で確認できます。

この画面でできること

在庫調整は、容器・ロット単位の在庫のズレを、その場で補正するための画面です。4 種類の操作を 1 画面から選んで実行できます。

操作用途
① 在庫の新規作成帳簿に無い在庫を、容器(ロット)として新しく作る
② ロット変更既存容器のロット番号を付け替える
③ 在庫数の変更既存容器の数量を実際の量に合わせる
④ 廃棄破損・期限切れなどの在庫を廃棄(出庫)する

調整を実行すると在庫伝票が自動で作成され、帳簿が補正されます。多くの操作は Undo(取消) に対応しています。

画面URL: /app/stock-adjustment

在庫調整画面

誰が何のために使うか

担当主な使い方
現場作業者棚で見つけたズレ・破損品をその場で補正する
倉庫担当帳簿に無い在庫を容器として登録する、ロットを付け替える
生産管理仕掛品の在庫を必要に応じて作成・調整する

画面の全体像

画面は 2 段階で進みます。

画面役割
調整種類の選択4 種類の操作からこれから行うものを選びます
操作画面選んだ操作ごとのレイアウトで、容器スキャン・数量入力・確認を行います

② ③ ④ の操作は、まず 容器をスキャン(またはロット No を入力) して対象を特定するところから始まります。


基本的な操作

① 在庫の新規作成

帳簿に無い在庫を、新しい容器として作成します。

  1. 品目を検索して選択します
  2. 品目の種別(原材料/完成品/工程ありの完成品)に応じて、登録方法を選びます
  3. 工程ありの完成品は 「この工程まで完了した仕掛品」 として、工程・ロット・数量・容器数を指定できます
  4. 倉庫・数量・容器数を確認し、「在庫を作成」 を実行します

工程ありの品目で WIP(仕掛品)マスタが未登録の場合は、先に 部品構成表(BOM) を確認してください。

② ロット変更

既存容器のロット番号を付け替えます。

  1. 容器をスキャン、またはロット No を入力して対象を特定します
  2. 新しいロット番号(または新しいロット形式)を指定します
  3. 内容を確認して実行します

③ 在庫数の変更

容器の数量を実際の量に合わせます。

  1. 容器をスキャンして現在の数量を表示します
  2. 新しい数量を入力します。現在数量との差分が表示されます
  3. 内容を確認して 「数量変更を実行」 します

数量に変更がない場合は実行できません。

④ 廃棄

破損・期限切れなどの在庫を廃棄します。

  1. 容器をスキャンして対象を特定します
  2. 廃棄理由(任意)を入力します
  3. 「廃棄を実行」 すると、その在庫が Material Issue で出庫されます

廃棄は在庫を出庫する操作です。実行前に対象の容器・数量をよく確認してください。


取消(Undo)

多くの調整操作は、直後であれば Undo で取り消せます。実行後に「この操作は Undo で取消可能です」と表示されている間は、「直前の操作を取り消しますか?」 から元に戻せます。

容器がすでに次の工程で使われているなど、状態が進んでいる場合は取り消せないことがあります。


活用のヒント

  • 個別補正は在庫調整、全件突合は棚卸:少数のズレや突発的な破損はこの画面で素早く補正し、定期的な全件突合は 棚卸 で行うと運用が整理されます
  • 理由を残す:ロット変更・数量変更・廃棄では理由欄を活用すると、後からの追跡がしやすくなります
  • 容器スキャンを基本に:対象の取り違えを防ぐため、ロット No 手入力よりも容器スキャンでの特定を推奨します

よくある質問

Q: 数量を間違えて変更しました

直後であれば Undo で取り消せます。すでに容器が次工程で使われているなど取り消せない場合は、もう一度正しい数量で変更してください。

Q: 廃棄を取り消せますか?

廃棄も直後であれば Undo の対象になり得ますが、出庫を伴う操作のため、実行前の確認を徹底してください。

Q: 工程ありの品目で「WIP マスタが未登録」と出ます

その品目の仕掛品マスタが未整備です。先に 部品構成表(BOM) を確認し、必要な WIP マスタを整えてください。

Q: 調整した在庫はどこで確認できますか?

在庫需給状況照会 や容器管理から確認できます。会計面の影響は経理担当者に確認してください。


次のステップ

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操作方法でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。ERPNext導入の専門家が直接サポートします。