現場実績入力(Work Entry)

製造現場での実績登録操作。設備ログイン、容器の投入・生成・発行、Undo(取消)の手順を解説します。

5分

概要

現場実績入力(Work Entry)は、製造ライン設備での 容器単位の投入→加工→発行 を記録する画面です。設備にログインし、原材料や仕掛品の容器をスキャン投入して、加工後の新しい容器を発行します。

画面URL: /app/work-entry

現場実績入力画面


Work Entry とは

Work Entry は「設備ベース」の実績入力です。設備1台に1セッションを持ち、以下のフローで作業を記録します:

設備ログイン → 容器投入 → 生成準備 → 発行(Commit)→ セッション完了

Lot Work Entry との違い: Lot Work Entry(/app/lot-work-entry)は「Work Order + 工程」ベースで工程完了を記録するのに対し、Work Entry は「設備」ベースで容器の投入/発行を記録します。


操作フロー

Step 1: 設備ログイン

  1. /app/work-entry を開く
  2. 設備(Workstation)を選択またはスキャン
  3. 「ログイン」ボタンをクリック

ログインすると:

  • WorkstationStuck セッションが作成(または既存セッションを復帰)
  • 画面に以下の3つのパネルが表示される

画面構成(ログイン後)

パネル説明
投入容器スキャンした原材料/仕掛品の容器一覧
生成予定これから発行する新容器の設定
発行済み今回のセッションで発行した容器一覧

Step 2: 容器の投入(Input)

原材料または仕掛品の容器をスキャン/選択して投入します。

  1. 容器IDのバーコードをスキャン(またはテキスト入力)
  2. 容器情報が表示される(品目名、数量、ロットNo)
  3. 消費数量を入力(全量消費の場合はそのまま)
  4. 「投入」ボタンで投入パネルに追加

投入時のチェック:

  • 容器が AVAILABLE ステータスであること
  • 同一品目(final_item_cd)の容器のみ投入可能(スキップオプションあり)
  • 投入後、容器は「投入済み」として画面に表示(まだCONSUMEではない)

投入の取り消し:

  • まだ発行前であれば、投入パネルから個別に削除可能
  • 発行済みの場合は削除不可(Undo操作が必要)

Step 3: 生成予定の登録(Prepare)

加工後に作成する新しい容器を登録します。

  1. 生成数量を入力
  2. 単位を選択(品目の stock_uom が自動設定)
  3. 容器数を入力(複数容器に分割する場合)
  4. 「準備」ボタンで生成予定パネルに追加

例:

  • 投入: 黒豆 3000g(容器×3)
  • 生成: 浸漬済み黒豆 2800g × 2容器

Step 4: 発行(Issue)

準備完了後、新しい容器を発行します。

単体発行(Issue Single)

  1. 生成予定パネルの容器を選択
  2. 「発行」ボタンをクリック
  3. 新容器のIDが発番される
  4. ラベル印刷URLが表示される

一括発行(Issue All and Clear)

  1. 「一括発行」ボタンをクリック
  2. 全ての生成予定容器が一度に発行される
  3. 投入容器は CONSUME に遷移
  4. セッションがクリアされる(次バッチ作業に移行可能)

残材発行(Issue Residual Batch)

作業終了時に残った材料を容器にまとめます。

  1. 残材数量を入力
  2. 「残材発行」ボタンをクリック
  3. 残材容器が発行される

発行時の自動処理:

  • 新規 Container を AVAILABLE で作成
  • Container Commit を記録(PRODUCE リンク)
  • 投入容器の Container Commit を記録(CONSUME リンク)
  • ロットNoの自動発番
  • ラベル印刷URLの生成

Step 5: セッション完了

  1. 「完了」ボタンをクリック
  2. セッションが初期化される
  3. 設備ログインは維持(次の作業を開始可能)

Undo(取消)操作

直前の発行(Commit)を取り消すことができます。

  1. 「取消」ボタンをクリック
  2. 確認ダイアログで「はい」を選択
  3. 以下が自動で実行される:
    • 発行済みContainer → 削除
    • Container Commit → 無効化(is_cancelled=1)
    • 投入Container → AVAILABLE に復帰

取消の制約:

  • 直前の1つのCommitのみ取消可能
  • 発行後の容器が既に次工程で使用されている場合は取消不可

発行済みラベルの再印刷

  1. 発行済みパネルの容器を選択
  2. 「ラベル再印刷」ボタンをクリック
  3. ラベルURLが表示される

容器情報の確認

容器IDを入力して詳細情報を確認できます:

表示項目説明
容器IDContainer ID
ステータスAVAILABLE / STUCK / CONSUME
数量 / 単位残量と単位
ロットNo紐づくロット番号
品目コード / 品目名内容物の品目情報

Tips

  • バーコード操作: SKUバーコード → 品目検索、ロットバーコード → 容器特定ができます
  • 複数容器: 大量の原料を小分け容器に分割して発行する場合は、生成数(count)を増やします
  • 全量消費: 容器の全量を使い切る場合は is_full_consume = true フラグが自動設定されます
  • セッション復帰: ブラウザを閉じてもセッションは維持されます。同じ設備にログインすると中断した作業から再開できます

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